新しき境遇を迎えるために
自分の境遇を呪わないでください。 自分の境遇が今どんなであろうとも祝福しなければなりません。 感謝しなければなりません。 あまり面白くない境遇を誰でも変化したいのは人情です。 しかし、その境遇は、現在の境遇を呪うことによっては決して好転しないのです。 その境遇がまだあなたに残っているのは、あなたにとってその境遇が必要だからです。 あなたの魂の発達のために必要だからです。 あなたがその境遇の与える教訓を完全に味い終ったならば、その境遇はあなたから去ります。 しかしその境遇と別れるまでに、その境遇にお礼を言って別れねばなりません。 その境遇はたとえ貧しいものであったにせよ、何かをあなたに対して与えたことには間違がないのです。 用の済んだ境遇にお礼を言うことによって次なる好い境遇が訪れて来るのですから。