魂の願いと祈りの力
魂の底にある深き願いは、純粋で強力な祈りとなります。
それは、私たちが普段意識している表面的な願いとは異なり、潜在意識の奥底に眠る、より深く力強い願いです。魂の奥底で望むことは、表面的な思いよりもはるかに成就する力を持っています。
ただし、魂の底に「これは成就したくない」という抵抗がある場合、どれほど表面的な意識で強く祈っても、その願いは実現しにくいことがあります。表面的な願いと深層の願いが一致してこそ、祈りは成就へ向かいます。
祈りがかなったとき、人によっては「如来の御声が聞こえた」と感じることがあります。あるいは、何となくインスピレーションを受けたり、自然に状況が変化したりする場合もあります。
必ずしも如来の御声が聞こえる、あるいは霊感が働く必要はありません。それらがないからといって失望することはありません。大切なのは、魂の奥底にある純粋な願いを信じ、静かに祈りを続けることです。
祈りの力は目に見える形で現れなくとも、必ず私たちの人生の方向を少しずつ導いてくれるのです。