「本源」と「門」を取り違えてはいけません

「救いの本源」と「救いの門」または「救いの通路」を混同してはなりません。


すべての宗教や宗派、説教や教団、教会は、「救いの門」や「通路」にすぎません。それ自体が「救いの本源」ではないのです。


では、「救いの本源」とは何でしょうか。それはあなた自身の「生命」の本源にあたる、名づけがたき神秘なる大生命です。


本来、この本源には名前はありません。しかし、宗派や民族、文化の違いによって、さまざまな神名や仏名がつけられているのです。宗教や宗派ごとに本尊の名前が異なるからといって、救いの本源そのものが別であると考えてはいけません。


宇宙には、唯一つの「神」または「仏」があります。そして、真言密教ではこの唯一の本源を「大日如来」と呼んでいるのです。

このブログの人気の投稿

読経のすすめ『勤行聖典』:日々の実践と理解を深めるために

■玉泉寺 今月の掲示板■ 「曲がりくねった木も、深く大地をつかんでいる。まっすぐでなくても、しっかりと生きている。」

■玉泉寺 今月の掲示板■ 「心があるように 落葉が散っていく」